経口セフェム系製剤 セフゾンカプセル50mg セフゾンカプセル100mg セフジニルカプセル
     
細胞壁合成阻害
適応菌種:本剤感受性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌、
ペプトストレプトコッカス属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、プロテウス・ミラビリス、アクネ菌、プロビデンシア属
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セフゾン感受性率 2005年1月〜2005年6月 −三重大学医学部附属病院−の薬剤感受性率によれば、Streptococcus sp.肺炎球菌以外のレンサ球菌のうちセフゾン感受性を持つ割合は86.3%。
http://www.medic.mie-u.ac.jp/ict/gpi-05fh.htm |
適応症 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎 他
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禁忌 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
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原則禁忌 本剤の成分またはセフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
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慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) |
ペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、喘息等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
高度の腎障害を有する患者
経口摂取の不良な患者または非経口栄養の患者
高齢者
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重要な基本的注意 ショックが現れるおそれがあるので、十分な問診を行うこと。 |
相互作用 併用に注意すること |
鉄剤 腸管内で鉄イオンとほとんど吸収されない錯体をつくる。本剤の吸収を阻害し1/10に低下させる。
ワルファリンカリウム 腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。
アルミニウムまたはマグネシウム含有の制酸剤 本剤の吸収が阻害され、効果が現弱する。
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副作用
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副作用 2.58%
下痢・腹痛などの消化器症状 0.80%
発疹・掻痒感などの皮膚症状 0.23%
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重大な副作用
ショック・アナフィラキシー様症状 0.1%未満
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹 等
皮膚障害 SJS Stevens-Jhonson症候群0.1%未満、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)0.1%未満が現れることがある。もし発熱や頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水泡、皮膚の緊張感・灼熱感、疼痛が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
血液障害
偽膜性大腸炎0.1%未満
間質性肺炎・PIE症候群各0.1%未満
重篤な腎障害0.1%未満
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸 0.1%未満
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その他の副作用
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0.1〜5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
過敏症 |
発疹 |
蕁麻疹、掻痒、発熱、浮腫 |
紅斑 |
血液 |
好酸球増多 |
顆粒球減少 |
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腎臓 |
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BUN上昇 |
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消化器 |
下痢、腹痛、胃部不快感 |
悪心、嘔吐、胸やけ、食欲不振、便秘 |
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菌交代症 |
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口内炎 |
カンジダ症 |
ビタミン欠乏症 |
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ビタミンK欠乏症(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
その他 |
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眩暈、頭痛、胸部圧迫感 |
しびれ |
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高齢者への投与 高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。
高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。
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妊婦・産婦・授乳婦への投与 |
妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。
治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合のみに投与する。
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小児等への投与 |
小児等に対する安全性は確立していない。
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尿や便が赤くなることがあっても害はないのでだいじょうぶ。 |